対象物にレーザーを照射して材料を溶かし、金属粉末やフィラー(充填材)を加えて溶接し、目的の形状や厚みに仕上げる加工方法。
主要な開発・販売しているメーカー5社をまとめました。導入前の比較検討にお使いください。
レーザー肉盛り機を購入するにあたり、発振方式や性能の違いを知る必要があります。
パルス式レーザー肉盛りは、レーザーを連続ではなく短い時間(ミリ秒)で断続照射し、母材の表面と溶接ワイヤーを局所的に溶かして材料を肉盛りする加工です。
低入熱で肉盛りできるため、熱影響を抑えながら補修や形状修正を行いやすいのが特長です。低入熱で肉盛りができるため、小さな品物や、薄い品物に対して溶接焼けや熱歪みを抑えた加工ができます。
パルス式レーザー肉盛りは、TIGやPTAに比べて低希釈、低入熱で、母材への影響を抑えた表面処理や補修に向いています。
Continuous Waveの略で、レーザーを連続発振しながら材料と溶接ワイヤーを溶かして肉盛りする方式です。
一定出力の連続レーザー照射により、安定した溶融池をつくりやすく、連続的なビード形成に向くのが特長です。レーザーを連続照射するため、パルス式に比べ母材温度の上昇が早く、熱歪みが出やすくなり、熱影響が広くなるため、微細な加工には向きません。
CWレーザー肉盛りは、施工速度や連続安定性を重視する加工に向いています。
| パルス式 | CW式 | |
|---|---|---|
| 歪みにくさ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 細かい補修の精度 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 広い面積・厚い肉盛り | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 施工スピード | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 向いている生産形態 | 多品種少量・手作業 | 同一品の繰り返し・量産 |
※星評価は一般的な傾向を示したもので、実際の性能は機種によって異なります。
レーザー肉盛り溶接機を選ぶ際に、確認しておきたいポイントの1つです。
材料歩留まりが高いことが大きな利点です。 粉末飛散が少なく、材料管理もしやすいため、金型補修や局所肉盛りで扱いやすいのが特徴です。
材質の自由度が高いことが強みです。 粉末の種類を選びやすく、混合比の制御によって機能性を持たせやすいとされています。表面改質や補修、再生に使われています。
レーザー肉盛り溶接機を選ぶ際に、特に確認しておきたいポイントです。
「パルス方式」と「CW方式」の違いと、それぞれが向く用途でどちらが最適か確認します。
「ワイヤー供給方式」と「粉末供給方式」の違いと、それぞれが向く用途でどちらが最適か確認します。
大型ワークに対応する架台タイプや、ハンディタイプの有無があるかどうか。三次元の複雑な形状に対応できるか(ティーチング機能、回転治具など)確認します。
レーザー肉盛り溶接機を開発・販売しているメーカー5選です。(2026年10月時点)
任意波形を簡単に作成できる独自波形制御機構を搭載!
オリジナルの昇降フレーム架台と自由旋回の雲台が付属
板厚・稼働時間・導入台数など、貴社の使用環境に合わせたご提案をいたします。まずはお気軽にご相談ください。